6月12日(日)、青森県武道館で第2回スポーツひのまるキッズ東北小学生柔道大会を開催しました。
第2回目となる今大会は、東北振興支援イベントとして、参加費無料で開催。大会には昨年を上回る459名がエントリーし、熱戦が繰り広げられました。
今大会には、3月11日の東日本大震災で被災した岩手県宮古市・宮古少年柔道教室と山田町(大沢柔道スポーツ少年団)の2チーム、約40名の親子をご招待。
選手宣誓は宮古少年柔道教室の鳥居瑞材君、裕成君、お母さんの裕美子さんが務め、「僕たちは東日本大震災の被害に遭い、家や人、思い出の品々を失い、大好きな大会への参加もあきらめましたが、いろいろな方に支援をいただきました。地震で多くのものを失いましたが、支援のお気持ちや品々を頂いたことに心より感謝申し上げます。不安もいっぱいありましたが、柔道の仲間と一緒に行動することで多くの勇気をもらいました」と添えた上で、実に感動的な宣誓を行い、大きな拍手を受けました。
また、今大会にはゲスト講師としてアトランタ、シドニー、アテネ五輪3連覇の野村忠宏選手、アテネ、北京五輪金メダルの谷本歩実さん、アテネ五輪金メダルの塚田真希さんも来場。野村さんはプレゼンターを、そして、谷本さんと塚田さんは柔道教室等を行い、子供たちは、生き生きとした表情で、指導を受けていました。
被災地からご招待した選手たちのなかには、避難所での生活を余儀なくされている家族もいましたが、子供たちの明るい笑顔に「災害後、こんな笑顔を見たのは初めて」と、嬉しそうに話すお母さんの笑顔が印象的でした。